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2023.03.08 校長のブログ【月一】

3月のブログ【1歩】

3月になりました。

先ずは私の諸事情により、2月の更新予定だったブログ更新が出来なかった事をお詫びします。

少しづつではありますが、気温が10度以上になる日が出てきています。日中は暑く夜は寒くと温度差がかなり大きくなっています。また、例年より花粉なども多く飛び回るとのニュースも見ましたので、体調には気をつけて元気良く日常を過ごせるようにしていきましょう。


3月のテーマ
【1歩】

▪️人は生まれてから歩き出すまで一般的に1歳前後と言われています。8ヶ月くらいから歩き始める子もいれば2歳から歩き始める子もいます。初めての1歩目はすごく不安定で、何度も転んで、何かにしがみついて歩き始めたに違いありません。僕たちが『歩き始めた1歩目』を覚えている事はほとんどないと思います。1歩目を踏み出し、2歩3歩...と歩き始め、いつかは数など数えないほどスムーズに歩けるようになっていきます。いずれは走ったり跳んだり...歩き始めた事など忘れてしまうほど飛躍していくのです。1歩目から2歩目、3歩目から4歩目と進んでいける事は素晴らしい事なのですが、実は『0歩目から1歩目を踏み出す事』の方が"心身ともに使うエネルギー・1歩目を踏み出すまでかかる時間"が大きのです。だからこそ、初めて踏み出した1歩は距離は小さくても『大きな1歩』となるのです。

『1歩』踏み出す事を『人間』で説明しましたが、これは"歩くことが1歩"といういう事ではありません。自分がした事がない、新しい事を始める時の1歩でもあります。

今回はそんな1歩目についてお話ししようと思います。

▪️歩き出すこともそうですが、新しい試みをするときも1歩です。何かを思った時点で0歩目、そこから進んで1歩目。進むと自分の立っている場所が確実に変わります。進むということは立っている場所が変わるものです。逆を言えば今居る場所から変化がなければ進んでいないということです。実際に進んだのか、そうでないのかは結果を見ればわかります。"自分は進んだつもり"という事があったりしますが、自分の立ってる場所はどうでしょう?それが進んだのか、進んでいないのか。...僕個人の感想として"進んだつもり"というのは自分のモチベーションUPをする為には必要だと考えるので、そういう気持ちは良いことだと思っています。ただやはり"進みたい"という気持ちがあり、進めたという結果がないとモヤモヤした感じになりますよね。

▪️問題なのは0歩目で"進んだつもり"なのか1歩目を踏み出し転んで進めていなく"進んだつもり"なのかです。この差は大きく違います。実際に踏み出し失敗して転んだことで、それは自身の経験値として得ることができるのです。その経験値は次に踏み出す時の糧となって、次に踏み出す時の成功率を上げます。しかし1歩も踏み出すことのない場合は経験値としては0で、成功率として上がることはないのです。0歩目から歩かずとも成功率を上げる方法は『知識をつける』という事ですが、それは実際自分が歩いてみない事にはわからないものです。確かに理論や知識の恩恵は大きですが、実際それが自分に当てはまるのか?というところが気になります。人それぞれには能力があり知識や理論は"一般的(標準)"や"統計"というところから来ているもので、自分自身が実際にそれに適合するかどうかは正直不明なのです。(まぁ...大体がその通りになるのですが...)

1歩目を踏み出し、転んでしまうと痛いものです。できれば転びたくない...これは全ての人が思う事です。自分から転ぶのが(痛い目に遭う事が)好きという人はほとんどいないと思います。しかし、痛い目に遭うというのは転んだという結果であって、1歩目を踏み出さなければ転びはしなかったという事です。そこには『歩こうと行動した結果』があります。失敗すると痛い目に遭い、時には心が折られそうになるものです。痛い思いが恐怖となって、次に踏み出す1歩が踏み出せなくなってしまうこともあります。

▪️自分が思った事を実現するには何かを代償にしなければならないと思っています。僕は昔この言葉の意味が分かりませんでしたし「代償とか無理」と思っていました(笑)当時僕が解釈していた『代償』と意味が違うかったのです。この世は何かと引き換えに何かを得るものだと思います。実際こうやってブログを打っている時だって『時間』を引き換えにしているのですから。時間なのかお金なのか、喜びなのか痛いみなのか、自由なのか縛り(ルールや規律)なのか。いろんな物を代償に何かを得ているはずです。何も得なければ何も失うことはありませんが、何も得なければ進む事が出来ないので立っている場所は変わりません。場所が変わっていないという事は止まっているのと同じです。ずっと止まったままでは少し退屈ではないでしょうか?僕たちは生きていて、残念ながら全てのものは勝手に進んでいっています。進むスピードは人それぞれで違いますし、それぞれで良いと思いますが、生きている以上『進んでいかなければならない存在』だと思います。1歩が踏み出せない、痛い思いはしたくない人は、初めて歩き出す時の事を考えてみてください。きっと何かにしがみついたり、一緒に手伝ってもらったりしながら歩いていけるようになったはずです。何かを頼ったり(利用したり)手伝ってもらったりすることはカッコ悪い事でもなんでありません。何かの1歩目を踏み出すときは同じようにしてみてください。そうすることで『小さい大きな1歩』を踏み出せるかもしれません。
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